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その後、成績発表が行われて


ちゃんと講義を受けてきた私は、評価も良く成績も良くて、もちろん進級が決定した。



千恵も、小林もね。






「私達も2回生か~」


「だね~」


「あっ、そうだ。帰る前に購買寄っていい?」


「うん、いいよ」


「長期休み入る前にあのクッキー買っておきたくて」





千恵の言うクッキーは大学内の購買で売っているディアマンクッキーのことで


千恵はほぼ毎日それを食べていた。



確かに美味しいんだ、あのクッキー。





「私も1つ買って帰ろうかな」


「私は7袋買う」


「おお、1週間分だね」





購買に着くと



そこには華さんの姿があって





「あっ!月姫ちゃーーん!!」


「わわっ…」





私に気づくなり


ギュッと抱きついてきた華さん。




ああ、ほんと良い香りがする。


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