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波乱の一泊旅行


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波乱の一泊旅行











『みなさん、用事が無ければ今日17時頃に事務所に来て下さい。』




亜美さんの依頼から少し経った今日、


講義中の私に陽葵さんからグループLINEにメッセージが届いていた。




(今日は休みの日だったのにな~)




まあ特に用事ないけど。



講義が終わったのは15時半で、大学から電車に乗り最寄りの駅から少し歩くとそこに事務所がある。


歩いてまぁ…15分くらい。


チラリと腕につけている時計を見ると時計は16時半を示していて




(ここから15分だから…15分前には着けるや)




ちょうどいい時間帯に焦る事もなく、
慣れたこの道を歩く。




と、




「よっ」


「わ、びっくりしたぁ……」




誰かに背中を軽く叩かれて、呑気に歩いていたものだから身構えて無くて肩が飛び跳ねた。




「講義終わり?」


「そー、今日は三限まで」


「一回生は大変だな。俺はもーほぼ講義ねーわ」




しいて言えば、あの朝の講義のみだな。っと欠伸をしながら言う蒼空さん。


てことは今日は休みだったのか。

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