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「そっかぁ……。なんかそんな風に喜んで頂けてるなんて、私も頑張った甲斐があったんだなぁ……」


「月姫さんはほんと良く頑張ってくれましたよ。」


「川に落ちて足手まといだったけどな」


「ぐぬぬっ…………」




それに関しては何も反論できない……




「これはありがたく頂いちゃいましょ♪」


「わーいわーい!!!遊園地~♪ずっと行きたかったんだ~~♪」




キャッキャ、ウフフと遊園地のチケットを手に持って喜びの舞を踊る私と心音さん。


だってなかなかチケット取れないんだよ!?


こんな嬉しいことはないよ~~~




「今日呼び出したのはコレの事ですか?」




そして、1人だけ未だ冷静な蒼空さん。




「わざわざ呼んでしまって、すみませんねぇ。直接お伝えした方が喜んで頂けるかと思いまして。


………蒼空はあまり喜んでないみたいだね?」


「そうだよ!!滅多に取れないんだよ!?ここのチケット!!!」


「そーよそーよ!!もっと喜びなさいよっ!冷めすぎよ!」


「冷めすぎ冷めすぎ!!!!」


「あーーーーっ!!!お前らうるせぇーっ!!」




ワーワーと騒ぎ合う私達に陽葵さんは微笑みながら「まぁまぁ」って仲介に入っていた。

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