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「…………で、いつ行きます?」


「そーねぇ……みんなの休みを合わせるのって大変よねぇ」


「私は休日ならいつでも大丈夫です!!!」


「私は平日休日関係なくいつでも行けるから~…」




チラリ、私と心音さんは同じ人に目線を向ける。




「…………あ?」




その人は優雅にコーヒーなんて飲んじゃってさ




「なんだよ、俺は行かねーぞ」




何かを察知したかのように、まだ聞いてもないけれどそう答えた。




「え!?なんでーー!!!行かなきゃ勿体ない!」


「そーよそーよ!顔はイケメンなのに頭はバカなんだから!ほんと残念な男!!!」


「しばく……」


「いやぁああーーっ!!!助けて月姫ちゃん!!」




ギャーギャーと暴れ回る蒼空さんと心音さんはさておき、




「陽葵さんはいつ行けますか?」


「僕ですか?んー…


僕はここを開けていなければいけないので行けないですねぇ…」


「臨時休業とかにするのもダメですか?」


「そーしてしまうと、その日に困っている人達を助けてあげることができなくなってしまうので」




すごい仕事魂…
さすが陽葵さん、尊敬する。

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