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なんて思っていれば




「あれ以上キモいコスプレ増やすなって言ったよな…?」


「ヒィアッ!!!!」




ヌッ、と心音さんの背後に現れた蒼空さん。




「ちょっと!びっくりしたじゃな…あっ!取らないで!返して!!!!」


「あ、すみません。これ返却で」


「そ、蒼空ぁーーーー!!!それだけは欲しいのーーー!!!」


「いらん。キモい。目が腐る」




すんなりと取り上げられたその服は蒼空さんによって店員さんに返されてしまい、




「…買ってみろよ?タンスの中の服全部燃やすから」


「それもいやぁぁあ!!!!」




その場で泣き崩れる心音さん。




「まぁまぁ…心音さん今回は諦めましょう」


「ひ、ひどいわ蒼空……。

蒼空だってそのキーホルダー何に使うのよ……」




キーホルダー?




そんなの蒼空さん持ってたっけ。


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