堕ちて、堕ちて、地獄まで。
人様のベッドだけど、ちょっと横になっちゃおうかな。
そう思って身体を寝かせた時、誰かが部屋に入ってきた。
「すみません、ちょっと眠くて…」
身体を起こそうとするも、なぜかその力が起きない。
「いいよ、そのままで」
と声がした。途端に男子校生が私に覆いかぶさってきた。
「え…っ、ちょっと、やめてください!」
「いーじゃん、こんくらい」
やだ、やだ、やだ!
強引に唇を奪われて、無理矢理服を剥がされて。
「ん…っ、やっ」
莉音じゃないのに、なんでこんなに身体が敏感に反応しているの?
「ほら、素直になりなよ。エロいこと好きなんでしょ?」
「ち…っ、違う!」
「じゃあなんでここ」
「触んないで…」
声すら、掠れて出てこなかった。
「こんなに濡れてんだよ」
「濡れて、ないっ!」
私は突き飛ばそうとしたけれど、なんでだろう、インフルにかかった時みたい。全身に力が入らないから、抵抗もできない。
もう無理だ…。
「莉、…」
名前すら呼べないまま、私は男子校生にされるがままになってしまっている。
「んっ、あっ、」