ときめき、デイドリーム
尊む朝





真生(まお)〜、おはよー!!」

「わっ、凛琉(りる)。挨拶しながら突進しないで」

「ごめんごめん」




わたしの学校での朝は、親友に挨拶しながら突進することから始まる。



わたしの親友、氷高真生(ひだかまお)

ぽけーっとした顔の通り、中身までぼけっとしてる女の子。時々ちょっと抜けてるから、またそこが可愛い。


そして、ぼけっとしてる割にめちゃくちゃ顔が整いまくってるんだから、神様もいい仕事すると思う。



そして、真生は自分のモテ度を自覚してないから、これまた目が離せない。



この子、絶対庇護欲をかきたてるフェロモン的な何かを撒き散らしてるよ。



真生の顔を見ると、毎回尊みが増すからいつもこっそり拝んでる。


こんな素晴らしい子がわたしの友達である世界線でありがとう……と。


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