君のとなりで恋をします。【番外編】
「絶賛反抗期中だよ(笑)
昨日、話しかけたら無視された。」
「今中学生か…
ちょうど、それくらいの時期だよね。」
私たちが高校生だった頃は、まだ小さくて可愛かったゆーくん。
そんなゆーくんがもう中学生か…
あんなにお兄ちゃんっ子だったゆーくんが絶賛反抗期中だなんて…
なんか、想像できないな。
「まぁ…反抗期なんて誰にでもあるんだから気にすんなよ!柊吾!」
「そうか?
俺は反抗期なんてなかったけど。」
必死で柊吾を慰めようとする葵斗に、ケロッとした表情でそんなことを呟く桜河。
そんな彼に、葵斗や私からは大ブーイングの嵐。
「うそつけ!
桜河、お前は全体的に反抗的だっただろうが!(主に学校での態度)」
「そうだそうだ!
遅刻常習犯が何言ってんの!」
「遅刻と反抗期は関係ねーだろ。
ただ朝が弱いだけだ。」
「いや、何の自慢にもならないから。」
こうして話はどんどん逸れ、そしてどんどん深まっていき…