君のとなりで恋をします。【番外編】
「柊吾ももう来てるのかな?」
「あー…なんか昨日の夜から実家に帰ってたって聞いたけど。」
「え、もしかして仕事終わって直でこっちに来たのかな。
うわー…柊吾ならやりそうー…。」
そんな話をしながら玄関前で待っていると、家の中からドタドタと騒がしい足音が聞こえてきて…
ガチャリと玄関のドアが開く。
「カスミとオーガだー!!」
「ママー!
おきゃくさん きたよー!」
出迎えてくれたのは、葵斗と咲花の子どもたち。
長男の大地(5)と、長女の瑠璃(3)だ。
「香純、桜ちゃん!おかえりっ!」
「ただいまー!
咲花ー!会いたかった〜!」
相変わらず可愛らしい笑顔で出迎えてくれた咲花に、私は抱きつく。