想いのままに心のままに ～結婚より仕事の30女が身ごもりました～

～♪

『はい、一橋です。』
「〇〇総合病院心療内科看護師の廣瀬です。」
『妻がお世話になっております。』
「今日は診察中に奥様体調が悪くなってしまって、少し病院で休んでからお戻りいただきます。」
『そうでしたか。今、病院の駐車場で待機していましたので、そちらに向かいます。妻の状態は今どうですか？』
「病室で休んでいます。パニックの発作が長かったので体力を消耗されていて、立ち上がれなかったので横になって休んでいただいています。」

診察後に恵理が体調を悪くすることがある。

パニックを起こした要因の話をしているときに、いろいろと思いだしてしまうのだ。

宏貴は電話を切ってからすぐに病院の中に向かった。