想いのままに心のままに ~結婚より仕事の30女が身ごもりました~
「ちょっと怖い。」
おでこをつけたまま話を続ける二人。
「だろ?俺の心の中なんて恵理よりももっとえぐいくらい、どろどろだよ。」
「・・・ふっ・・・」
やっと恵理の笑顔が戻った時、宏貴は強く強く恵理を抱きしめた。

「愛してる」
何度も何度も言葉で、態度で恵理に愛を伝えてくれる宏貴。

「大好き」
恥ずかしくて、プライドが高くて、強がりで、恵理にはこの言葉が限界値だと知っている宏貴。

その分、愛してるをおくる宏貴の体に恵理は抱き着く。

「疑ってごめんね。」
宏貴の胸の中で言う恵理。
「かわいいやきもちなんて、いつでも大歓迎だよ。」
笑う宏貴の唇に、恵理は自分からキスをした。
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