タングルド
「副社長」
「副社長じゃない、二人の時は名前で呼べって言っただろう?」
賢一はデスクに私を座らせるとブラウスのボタンを外していく。
「えっと、こういうことはやっぱり会社ではダメだと思う」
「雪がリアルオフィスラブがしたいって言っていただろ?」
そう言って見つめる瞳はいたずらっ子のように楽しそうだか、ネクタイを緩めた姿はセクシーでそのまま身を預けそうになる。
が
「妄想と現実は違うの」
「やっぱり、俺が俺様社長じゃなくて副社長ってとこが引っかかる?」
「だから!そこでもないっ!」
「俺が社長になる頃は、もう雪は奥様になってるからオフィスラブ出来ないけど?」
「こんな落ち着かないところじゃ無くて、部屋で」
「そう?それは残念」と言いながらも嬉しそうに微笑んでから優しく口付ける。
「じぁ、俺たちの家に帰ろうか」
抱き抱えるようにしてデスクから下ろすと、もう一度、今度は深くキスをする。
「これ以上は運転に支障をきたすから、続きは帰ってから」
二人並んで地下駐車場に向かう。
あの日、辞令書に書かれていたのは、副社長付の秘書に任命すると言う文字だった。
「副社長じゃない、二人の時は名前で呼べって言っただろう?」
賢一はデスクに私を座らせるとブラウスのボタンを外していく。
「えっと、こういうことはやっぱり会社ではダメだと思う」
「雪がリアルオフィスラブがしたいって言っていただろ?」
そう言って見つめる瞳はいたずらっ子のように楽しそうだか、ネクタイを緩めた姿はセクシーでそのまま身を預けそうになる。
が
「妄想と現実は違うの」
「やっぱり、俺が俺様社長じゃなくて副社長ってとこが引っかかる?」
「だから!そこでもないっ!」
「俺が社長になる頃は、もう雪は奥様になってるからオフィスラブ出来ないけど?」
「こんな落ち着かないところじゃ無くて、部屋で」
「そう?それは残念」と言いながらも嬉しそうに微笑んでから優しく口付ける。
「じぁ、俺たちの家に帰ろうか」
抱き抱えるようにしてデスクから下ろすと、もう一度、今度は深くキスをする。
「これ以上は運転に支障をきたすから、続きは帰ってから」
二人並んで地下駐車場に向かう。
あの日、辞令書に書かれていたのは、副社長付の秘書に任命すると言う文字だった。