非常勤講師と受験生
「ねぇ、ねぇ、まゆちゃん!!!」

「どうしたの、そんなにはっちゃけちゃって。」

「これ!これ見て!」と行き先が書かれている紙の〈自由行動〉の部分を指した。

「あぁ!それね。それなんだけど、荒城くんと回る事決まったんだよね。」

「えっ、そうなの!?先約ッ!?」

「でも、小林センセーも誘ってダブルデートって事にしちゃお!夏祭りの借りをね!」

「あぁ!その手があったか!!!」

私はその発想がなかったので、急いで先生の方へと行った。
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