非常勤講師と受験生
「先生、この戦隊ヒーロー好きなんですか?」

「あぁ、甥が好きで、影響されてな。」

(甥っ子さん居るんだ……。)

そう思った私は、子供みたいで可愛い先生を見て笑ってしまっていたのだった。

「俺、何か可笑しいかぁ?」

「いや、そんな事ないです(笑)」

「思いっきり笑ってんじゃん(笑)」

先生も釣られて笑ってしまっていたのだった。

「先生!あのボールプール行きましょ!」

私は、大人向けのボールプールを指して言った。

「おう!行くか!」

先生はそう言って、私の腕を引っ張り大人向けのボールプールへと向かったのだった。
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