非常勤講師と受験生
「葵ぃー、クリスマスになんかごめんなぁ」

「そんな事ないです、これから沢山思い出作っていけたら良いじゃないですか」

「そうだな、じゃあ………、葵を独り占めしてもいいか?」

「………独り占め、ですか………?」

「そう、俺の部屋、来て?」

「わっ、分かりました」


そう言われたので、私は先生の部屋に向かったのだった。
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