非常勤講師と受験生
「周りに人居んだから、ちょっとは気ぃ使えよ」

「そうだったね、ごめんね」

「いや、良いんだよ。そういやぁ、まゆ、海外の件どうなったんだ?」

「明日には引っ越し業者さん来て四月には海外に行くよ」

「じゃあ、俺も付いてく」

「いやいやいや、荒城くんはダメでしょ!高校とかあるんだし」

「海外でも受けれるフリースクールあるから、まゆと一緒に海外行く」

「荒城くんってまゆちゃんの事ほんと好きだよねぇ」

「そうか?これが普通だと思ってたんだが」

「勇斗、付いてくるのは良いけど、パスポートとか持ってんの?あとビザとか」

「まゆの両親に挨拶行った時に話は済ませてあるから大丈夫、あとパスポートは前から持ってるから大丈夫だよ」

「もぉ、勇斗の行動力まじ尊敬するわ」

「尊敬しまくって下さい」

「まゆちゃん、私は小林先生と話してくるから、お二人さんはお幸せにねぇ」

「はいよー、じゃあ、また!」


そう言って、私はまゆちゃん達と別れ、先生の元へと向かったのだった。
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