非常勤講師と受験生
会場へ着くと、既に沢山の人だがりが出来ており、沢山の屋台の光の海で会場が照らされている。

私は、まゆちゃん達と離れないように、そして小林先生を探そうとキョロキョロしつつ、屋台を巡った。

私とまゆちゃんはとてもはしゃいでおり、キャーキャー言いつつも、荒城くんと楽しんでいた。

そんなある時、木の陰になっている所に私服姿の小林先生らしき男性が座り込んでいた。

私は、まゆちゃん達に「先に行ってて!」と言い、木の陰になっている方へと向かった。

「小林先生ッ………!」そう叫ぶと、その男性はこちらを見て来た。
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