Re:habilitation study ~鬼指導教官にやられっぱなし?!
「真緒、大丈夫か?」
カーテンの向こう側が明るくなり始め、ふたりでひとつのシングルベッドの布団の中で目を覚ました。
もちろんお互いに何も纏っていない。
絵里奈からプレゼントされた勝負下着もベッドの上にはなくて。
『・・・うん。』
「あ~。まだ2回目なのに、無理させすぎた・・ごめん。」
申し訳なさそうにあたしに謝る彼。
獲物に対して牙を剥くような昨日の夜中の彼とは別人のよう。
初めてのエッチの時は何も纏っていない自分の姿がただただ恥ずかしいと思った。
けれども2回目の今は、ほんの少しだけ余裕があるのか、彼の体温もラストノートに変化している彼の香りも、全部心地良くて、それをひとりじめできるなんて幸せだなって思う。
『・・・ううん・・・大丈夫。というかクセになりそう・・・です。後ろからとか。』
「・・・あ~、クセに・・か・・・そうさせたい・・・いい?」
ちょっとエッチなおねだりもちょっぴり上手になっている
あたしだけじゃなくて、彼も・・・
『・・・・・95%でしたっけ?節操なし男度。』
「・・・・90%・・・まだ今は。」
『じゃあ、100%に戻しましょう・・・』
彼とのそんなくだらない会話すら愛しくて。
もう早朝とは言えない時間になってきているのに、なかなか布団から出ることがお互いにできなくて。
「あ~もう、俺に計算させるな。共犯だからな、まお。」
『もっともっとクセにして下さい・・・・』
朝8時半
お互いに何も纏っていないあたし達は軽くじゃれ合い始めた。
上瞼にキスされて
いつもはクッキリと皺が寄っている彼の眉間にキスし返して
鼻を彼の長い指できゅっとつままれて
彼の鼻先をカプリと甘噛みし返す
『も~う、そこはダメです~。』
「じゃあ、ここは?」
『ん~好き!』
「小悪魔だな、真緒は。」
鬼指導教官だった岡崎先生との
あり得ないぐらいの・・・いちゃいちゃ。
『じゃあ、今度はあたしの番です~。』
「お手柔らかに・・・」
『ダメです。まおのはクセになるって言わせます。』
「盛りのついたまおちゃん、恐ろしいな。ホント。」
今日は日曜日
起きる時間までまだ時間があるかなと思って始めた彼との軽いいちゃいちゃが
どんどん深くなる。