パリの空の下、極上セレブ御曹司の貴方に今日も甘やかされてます
学校のすぐ近くのサン・ドミニク通りは美味しいレストランやカフェが多い。
わたしたちはそのなかでも、一番のお気にいりカフェ、『コンスタン』に足を運んだ。
国籍が違おうが、女子が寄れば話題はだいたい恋バナに落ち着く。
アデルは最近新しい彼ができて、ラブラブな日々を送っているそうだ。
ひとしきり惚気話を聞いたあと、わたしはつい、失恋したと洩らしてしまった。
「えー、でもkaoruは同棲してるんじゃないの? その彼と」
「違うよ。同棲じゃなくてルームシェア」
「何月にこっちに来たんだっけ?」
「5月」
「その間、何にもなし?」
「ない。素振りもゼロ」
Oh……と、アデルは驚き顔になった。
「うーん。残念だけど脈なしかも。それは」
「だよね」
わたしたちはそのなかでも、一番のお気にいりカフェ、『コンスタン』に足を運んだ。
国籍が違おうが、女子が寄れば話題はだいたい恋バナに落ち着く。
アデルは最近新しい彼ができて、ラブラブな日々を送っているそうだ。
ひとしきり惚気話を聞いたあと、わたしはつい、失恋したと洩らしてしまった。
「えー、でもkaoruは同棲してるんじゃないの? その彼と」
「違うよ。同棲じゃなくてルームシェア」
「何月にこっちに来たんだっけ?」
「5月」
「その間、何にもなし?」
「ない。素振りもゼロ」
Oh……と、アデルは驚き顔になった。
「うーん。残念だけど脈なしかも。それは」
「だよね」