パリの空の下、極上セレブ御曹司の貴方に今日も甘やかされてます
そんなわたしの態度に、彼はますます目を輝かせた。
振り向くと自分の顎を撫でながら、笑みを浮かべている。
そして、なんだか聞き捨てならないことをのたまった。
「ますます面白くなってきた。そこまできっぱり拒絶されると、私としては逆に征服欲をそそられるんだが」
そ、そんなぁー。
気づくと、彼は真後ろに立っていた。
そして覆いかぶさるように、わたしの両脇の欄干を掴んだ。
……わ、ち、ちょっと!
ホテルの着つけ係の人が、持てる技すべてを駆使して豪勢なお太鼓を結んでくれたおかげで、なんとか密着は免れている。
でも、彼の顔はほぼ真横。
ち、近すぎる。
コロンがまた強く香ってくる。
太鼓のバチで連打されてるみたいに心臓がバクバクしてる。
卒倒しちゃうって、そんなことされたら。
振り向くと自分の顎を撫でながら、笑みを浮かべている。
そして、なんだか聞き捨てならないことをのたまった。
「ますます面白くなってきた。そこまできっぱり拒絶されると、私としては逆に征服欲をそそられるんだが」
そ、そんなぁー。
気づくと、彼は真後ろに立っていた。
そして覆いかぶさるように、わたしの両脇の欄干を掴んだ。
……わ、ち、ちょっと!
ホテルの着つけ係の人が、持てる技すべてを駆使して豪勢なお太鼓を結んでくれたおかげで、なんとか密着は免れている。
でも、彼の顔はほぼ真横。
ち、近すぎる。
コロンがまた強く香ってくる。
太鼓のバチで連打されてるみたいに心臓がバクバクしてる。
卒倒しちゃうって、そんなことされたら。