パリの空の下、極上セレブ御曹司の貴方に今日も甘やかされてます
 最後にベッドルームに行き、最高に寝心地のよさそうなクイーンベッドにダイブ。
 わー、広ーい。
 両腕を横にいっぱい広げてもまだまだ余裕。
 ふわーっと睡魔に襲われかける。
 フライトの疲れとシャンパンの酔いが一気に襲ってきて、このまま眠ってしまいそう。
 
 
 それにしても……
 ファーストクラスにリッツ滞在。
 予想もしてなかった好待遇に、嬉しさと一緒に戸惑いの気持ちも感じはじめていた。

 これがベルナルドさんの標準ってことなんだろうけど。
 いいのかな? こんなにしてもらって。
 わたし、本物の婚約者でもないのに……

 そのまま、しばらくベッドでごろごろしていたら、スマホにメールが届いた。

 ――これから部屋に行ってもいいか?

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