パリの空の下、極上セレブ御曹司の貴方に今日も甘やかされてます
***
「薫、今日の予定は?」
パリに来て5日目の朝。
朝食を食べながら、ルイが尋ねてきた。
「今日は、ホテル周辺の散策ぐらいで、あとは部屋でゆっくりします。連日出歩いて、さすがにちょっと疲れたので」
「若いから体力あるって言っていたのは、どこの誰だっけ」
あれ、覚えてたんだ。
結構、執念深いな。
「さて、行かなければ。薫はゆっくり食べていきなさい」
「は……クシュン」
返事をしようとしたら、くしゃみが出た。
「風邪をひいたのか?」
「うーん、平気だと思いますけど。花粉症かな? 少し頭が重いし。でも、そう言われると、ちょっと寒気も」
「薫、今日の予定は?」
パリに来て5日目の朝。
朝食を食べながら、ルイが尋ねてきた。
「今日は、ホテル周辺の散策ぐらいで、あとは部屋でゆっくりします。連日出歩いて、さすがにちょっと疲れたので」
「若いから体力あるって言っていたのは、どこの誰だっけ」
あれ、覚えてたんだ。
結構、執念深いな。
「さて、行かなければ。薫はゆっくり食べていきなさい」
「は……クシュン」
返事をしようとしたら、くしゃみが出た。
「風邪をひいたのか?」
「うーん、平気だと思いますけど。花粉症かな? 少し頭が重いし。でも、そう言われると、ちょっと寒気も」