国宝級美男子のお世話は甘い危険がいっぱい〜私の心臓いくつあっても足りませんっ〜
それじゃあ駄目だ。さっきは自分から話しかけられたんだから、また出来るはず。いっぱい特訓もしてきたんだから、きっと大丈夫。私は慣れないヒールをコツンと鳴らし一歩踏み出した。
「ら、ら、ら、雷斗くん……」
「羽花ちゃん」
へ……? 急に名前を呼ばれ、雷斗くんの元へ向っていた足が止まる。
「お、おばあちゃん!?」
いつもとは服装も雰囲気も違うけれど、バイト先でよく配達する笑顔のかわいいおばあちゃんが私の目の前に居る。この太陽みたいな優しい笑顔は絶対にいつものおばあちゃんだ。
「お、おばあちゃん!? どうしてここに!?」
「私の秘書が羽花ちゃんに助けてもらったと聞いてね、本当にありがとうねぇ」
おばあちゃんの一歩後ろにさっきストールを貸した綺麗な女性が立っている。女性はそっと肩に掛かっているストールに手を置きペコリと頭を下げてきた。
「えっと、ど、どういうことでしょうか……?」
軽く脳内パニックを起こしている。おばあちゃんがなぜかココにいて、しかも秘書さんを連れていて、ここにいるってことはこの会社の関係者であって……
「ら、ら、ら、雷斗くん……」
「羽花ちゃん」
へ……? 急に名前を呼ばれ、雷斗くんの元へ向っていた足が止まる。
「お、おばあちゃん!?」
いつもとは服装も雰囲気も違うけれど、バイト先でよく配達する笑顔のかわいいおばあちゃんが私の目の前に居る。この太陽みたいな優しい笑顔は絶対にいつものおばあちゃんだ。
「お、おばあちゃん!? どうしてここに!?」
「私の秘書が羽花ちゃんに助けてもらったと聞いてね、本当にありがとうねぇ」
おばあちゃんの一歩後ろにさっきストールを貸した綺麗な女性が立っている。女性はそっと肩に掛かっているストールに手を置きペコリと頭を下げてきた。
「えっと、ど、どういうことでしょうか……?」
軽く脳内パニックを起こしている。おばあちゃんがなぜかココにいて、しかも秘書さんを連れていて、ここにいるってことはこの会社の関係者であって……