国宝級美男子のお世話は甘い危険がいっぱい〜私の心臓いくつあっても足りませんっ〜
折り曲げた背中に優しい手のひらがそっと触れた。
「親父、俺からも頼むよ。こんなに一生懸命で真っ直ぐな女、他にいない。俺は羽花以外にずっと一緒にいたいとおもうような女はこの先も一生現れないし、羽花との将来しか考えられないんだよ。俺の頑張れる源は羽花だから。羽花が俺の隣で笑っててくれないと俺は何も出来ない駄目な男になる。羽花を手放すつもりは一ミリもないから」
雷斗くんも私に合わせて背中を折り曲げた。
……泣きそうだ。そんなに強く思っていてくれているなんて、嬉しさが身体の底から湧き出てきて涙に変わって溢れ、下にぽたりと落ちてしまいそう。でも、今は泣いちゃダメだ。溢れ出しそうな涙をぐっと瞳をつぶりせき止める。
「ね、とっても真っすぐで思いの強い素敵な子でしょう。雷斗がここまではっきりと自分の気持を言ってくれたことも初めてよね。それほど羽花ちゃんに雷斗が本気な事も伝わるし、羽花ちゃんが雷斗に本気なのもよく分かる。この子達はお互いに必要としあって自分を高めていける関係だと思うわ。私は若い二人のことを応援するわよ」
顔を少しだけ上げると、太陽のような優しく包み込んでくれるような笑顔が目に入った。いつもバイトの時に見ていたおばあちゃんの笑顔だ。
「親父、俺からも頼むよ。こんなに一生懸命で真っ直ぐな女、他にいない。俺は羽花以外にずっと一緒にいたいとおもうような女はこの先も一生現れないし、羽花との将来しか考えられないんだよ。俺の頑張れる源は羽花だから。羽花が俺の隣で笑っててくれないと俺は何も出来ない駄目な男になる。羽花を手放すつもりは一ミリもないから」
雷斗くんも私に合わせて背中を折り曲げた。
……泣きそうだ。そんなに強く思っていてくれているなんて、嬉しさが身体の底から湧き出てきて涙に変わって溢れ、下にぽたりと落ちてしまいそう。でも、今は泣いちゃダメだ。溢れ出しそうな涙をぐっと瞳をつぶりせき止める。
「ね、とっても真っすぐで思いの強い素敵な子でしょう。雷斗がここまではっきりと自分の気持を言ってくれたことも初めてよね。それほど羽花ちゃんに雷斗が本気な事も伝わるし、羽花ちゃんが雷斗に本気なのもよく分かる。この子達はお互いに必要としあって自分を高めていける関係だと思うわ。私は若い二人のことを応援するわよ」
顔を少しだけ上げると、太陽のような優しく包み込んでくれるような笑顔が目に入った。いつもバイトの時に見ていたおばあちゃんの笑顔だ。