国宝級美男子のお世話は甘い危険がいっぱい〜私の心臓いくつあっても足りませんっ〜
「ええ!? 起きて準備しないとっ」


 ガバっと布団から飛び出し洗面所の鏡で自分の顔を見ると本当にタコみたいに耳まで真っ赤に染め上がっていた。


(な、なんて顔しているんでしょうっ、恥ずかしいです)


 とろんと気の抜けた顔。こんな顔を雷斗くんは可愛いと言ってくれるなんてなんていい人なんでしょう。恥ずかしいです。恥ずかしくてバシャバシャと冷水で顔を洗った。


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