国宝級美男子のお世話は甘い危険がいっぱい〜私の心臓いくつあっても足りませんっ〜
食べ終わったお皿は雷斗くんが洗ってくれたのでその間に学校に行く準備が出来た。洗面所の大きな鏡の前にたち、そっと手に握っていたリップを眺める。昨日のパーティーのときにメイクしてくれた綺麗なお姉さんが初めてのメイク記念にあげるといって私にくれたのだ。
「ぬ、塗ってみようかな」
唇にそっと押し当てゆっくりと動かした。みるみる唇は明るく色づいていき、顔の明るさがワントーンあがったような気がする。リップだけでも魔法に掛かったようになんだか気分が高揚した。
(へ、変じゃないですよね?)
ちょっとドキドキしながらリビングに戻るとお皿を洗い終えた雷斗くんが既に着替えも済ませソファーでくつろいでいた。
「雷斗くんお待たせしました。洗面所どうぞ」
「ん、今行く」
立ち上がった雷斗くんはどんどん私に近づいてくる。胸が騒ぎ出す。
(き、気づきますでじょうか……? 似合わないとかおもわれてしまうでしょうか……)
私の前でピタリと止まった雷斗くんはグイッと頭をさげて私の顔を覗き込む。国宝級に綺麗なお顔が少しでも動くと触れてしまいそうなほど、近い。
「リップ、似合ってるけど……」
「ぬ、塗ってみようかな」
唇にそっと押し当てゆっくりと動かした。みるみる唇は明るく色づいていき、顔の明るさがワントーンあがったような気がする。リップだけでも魔法に掛かったようになんだか気分が高揚した。
(へ、変じゃないですよね?)
ちょっとドキドキしながらリビングに戻るとお皿を洗い終えた雷斗くんが既に着替えも済ませソファーでくつろいでいた。
「雷斗くんお待たせしました。洗面所どうぞ」
「ん、今行く」
立ち上がった雷斗くんはどんどん私に近づいてくる。胸が騒ぎ出す。
(き、気づきますでじょうか……? 似合わないとかおもわれてしまうでしょうか……)
私の前でピタリと止まった雷斗くんはグイッと頭をさげて私の顔を覗き込む。国宝級に綺麗なお顔が少しでも動くと触れてしまいそうなほど、近い。
「リップ、似合ってるけど……」