国宝級美男子のお世話は甘い危険がいっぱい〜私の心臓いくつあっても足りませんっ〜
今私の目の前にいるのは誰ですか!? 雷斗くんじゃないんですか!? いやでも怪我しているし雷斗くんなのですか!?
サラサラの黒髪は同じだけれど、髪型が違う。昨日は前髪を上げていてキリッとした瞳がしっかりと見えていたし、今私の目の前にいる人は前髪をサラリと横に流し、眼鏡、そう! 眼鏡をかけている。雷斗くんは眼鏡をかけていないはず! だ、誰なのですか、この人は。
「誰ってお前、俺だよ」
声は、雷斗くんです。
「お、俺とは?」
「雷斗だよ。わかんねぇ?」
「ららら、雷斗くんなのですかっ!? 昨日とは別人です」
「ははっ、学校での俺は優等生モードだからな。くれぐれも普段の俺のことは人に言いふらすなよ?」
「そ、それはもちろんですっ! 私には言いふらす友達もいませんから安心してください」
何を隠そう私は学校ではボッチなのだ。クラスで話す人もいなければ、普段から壁のように気配を消して過ごしている。でもそれは自分から望んだことだからいいんです。私と一緒にいると……良いことはありませんから。
にしても優等生モードの雷斗くん。どこかで見た事あるような気がします。同じ学校だし当たり前か。
サラサラの黒髪は同じだけれど、髪型が違う。昨日は前髪を上げていてキリッとした瞳がしっかりと見えていたし、今私の目の前にいる人は前髪をサラリと横に流し、眼鏡、そう! 眼鏡をかけている。雷斗くんは眼鏡をかけていないはず! だ、誰なのですか、この人は。
「誰ってお前、俺だよ」
声は、雷斗くんです。
「お、俺とは?」
「雷斗だよ。わかんねぇ?」
「ららら、雷斗くんなのですかっ!? 昨日とは別人です」
「ははっ、学校での俺は優等生モードだからな。くれぐれも普段の俺のことは人に言いふらすなよ?」
「そ、それはもちろんですっ! 私には言いふらす友達もいませんから安心してください」
何を隠そう私は学校ではボッチなのだ。クラスで話す人もいなければ、普段から壁のように気配を消して過ごしている。でもそれは自分から望んだことだからいいんです。私と一緒にいると……良いことはありませんから。
にしても優等生モードの雷斗くん。どこかで見た事あるような気がします。同じ学校だし当たり前か。