国宝級美男子のお世話は甘い危険がいっぱい〜私の心臓いくつあっても足りませんっ〜
大分学校から離れたところで「はぁ〜」と雷斗くんが長い溜息を吐いた。
「どうかしましたか? お疲れですか?」
「ん、優等生演じるのもすげぇ疲れるんだよ。だから羽花と一緒に居るのが一番楽だわ」
ニカッと歯を見せて笑う雷斗くんに何故かいつもと違うトクン、トクンとゆっくり大きく波打つ心音。身体の中がポワンと温かくなった。
(な、なんでしょうか。身体がおかしいです……)
「なんで雷斗くんは学校では優等生なんですか? 普段とのギャップがすごいですよね」
「それはねぇ」
「それは?」
「秘密だよ。教えてやんない」
「なっ、ひどいです!」
ケラケラ笑って、また私をからかって楽しんでます。なんて悪魔なんでしょうか。
「もう! 私これからバイトなんで、帰りは十時すぎますんで!」
ちょうどよくマンションに着いたので自転車にまたがって勢いよくペダルを漕いだ。
「どうかしましたか? お疲れですか?」
「ん、優等生演じるのもすげぇ疲れるんだよ。だから羽花と一緒に居るのが一番楽だわ」
ニカッと歯を見せて笑う雷斗くんに何故かいつもと違うトクン、トクンとゆっくり大きく波打つ心音。身体の中がポワンと温かくなった。
(な、なんでしょうか。身体がおかしいです……)
「なんで雷斗くんは学校では優等生なんですか? 普段とのギャップがすごいですよね」
「それはねぇ」
「それは?」
「秘密だよ。教えてやんない」
「なっ、ひどいです!」
ケラケラ笑って、また私をからかって楽しんでます。なんて悪魔なんでしょうか。
「もう! 私これからバイトなんで、帰りは十時すぎますんで!」
ちょうどよくマンションに着いたので自転車にまたがって勢いよくペダルを漕いだ。