国宝級美男子のお世話は甘い危険がいっぱい〜私の心臓いくつあっても足りませんっ〜
なんなく配達をこなし十時まであと三十分。最後の一軒で配達は終わりだ。辺りはもう既に真っ暗で街灯の明かりがチラホラ。
(雷斗くんにはじめて会ったのもバイト帰りの夜でしたね……)
ん? 雷斗くん……雷斗くんの夜ご飯準備してくるの忘れてた!
「お世話係失格です……」
やってしまった感が凄い。バイトが終わり急いでマンションに帰るとお腹を空かせた雷斗くんがソファーに横たわりながら首をくして待っていた。
「羽花〜〜〜待ちくたびれたぞ〜〜〜」
「ご、ごめんなさい! すっかり忘れてて。急いでなにか作りますっ」
「羽花」
グイッと腕をひかれ、その反動でバランスを崩しドサリと雷斗くんの膝の上へ倒れ込んでしまった。
「あっ、あっ、ごめんなさいぃぃぃ。重いですよね! 今すぐ退きますからっ」
「重くないからいいよ。ここにいて」
「いや、でもっ……」
身体が密着していて恥かしい。身体全体を優しく包み込むように雷斗くんは動かせる左手を私のお腹に回してきた。
「羽花バイトお疲れ様。そろそろ羽花が帰ってくると思ったからピザ頼んどいた。ピザ好きか?」
「え……ピザ頼んでくれたんですか?」
ピザというワードにワクワクと高揚した感情が湧き上がってくる。
(雷斗くんにはじめて会ったのもバイト帰りの夜でしたね……)
ん? 雷斗くん……雷斗くんの夜ご飯準備してくるの忘れてた!
「お世話係失格です……」
やってしまった感が凄い。バイトが終わり急いでマンションに帰るとお腹を空かせた雷斗くんがソファーに横たわりながら首をくして待っていた。
「羽花〜〜〜待ちくたびれたぞ〜〜〜」
「ご、ごめんなさい! すっかり忘れてて。急いでなにか作りますっ」
「羽花」
グイッと腕をひかれ、その反動でバランスを崩しドサリと雷斗くんの膝の上へ倒れ込んでしまった。
「あっ、あっ、ごめんなさいぃぃぃ。重いですよね! 今すぐ退きますからっ」
「重くないからいいよ。ここにいて」
「いや、でもっ……」
身体が密着していて恥かしい。身体全体を優しく包み込むように雷斗くんは動かせる左手を私のお腹に回してきた。
「羽花バイトお疲れ様。そろそろ羽花が帰ってくると思ったからピザ頼んどいた。ピザ好きか?」
「え……ピザ頼んでくれたんですか?」
ピザというワードにワクワクと高揚した感情が湧き上がってくる。