国宝級美男子のお世話は甘い危険がいっぱい〜私の心臓いくつあっても足りませんっ〜
約束の日
約束の夕方、十五分前。昨日貰ったバイト代、毎月二万円は私のお小遣いに、残りは家計のために母親に渡している。とはいえ特に欲しいものがない私は二万円も使わないので毎月少しずつ貯金しているのだが今月は出来なさそうだ。昨日のバイクの彼に御礼の品を買ったからだ。何が良いか散々迷ったあげく私の小さな脳味噌ではお見舞い=フルーツしか思いつかず結局フルーツの詰め合わせにした。メロンとかが入っていてかなりのお値段だったがそこはうん、致し方ない。
「う〜ん、マップによるとここらへんなはずなんですけどねぇ」
自転車ではるばる漕いできた場所は高い高層ビル並ぶ町並み。自分の住んでいる街から少し離れているだけでこんなにも世界が違うような景色になるのかぁと物珍しさに辺りを見回してしまう。
「んん!? も、もしかしてココですか!?」
下から見上げる高層マンションは最上階が雲についてしまうんじゃないかと思えるくらいに高かった。
「な、名前は……グラン・メゾン、ライ……あってる」
ひえぇ〜、勝手にアパートかなにかだと思っていた自分をビンタしてやりたいっ。こんなところに住んでるなんて絶対100%お金持ちに決まってます!
「う〜ん、マップによるとここらへんなはずなんですけどねぇ」
自転車ではるばる漕いできた場所は高い高層ビル並ぶ町並み。自分の住んでいる街から少し離れているだけでこんなにも世界が違うような景色になるのかぁと物珍しさに辺りを見回してしまう。
「んん!? も、もしかしてココですか!?」
下から見上げる高層マンションは最上階が雲についてしまうんじゃないかと思えるくらいに高かった。
「な、名前は……グラン・メゾン、ライ……あってる」
ひえぇ〜、勝手にアパートかなにかだと思っていた自分をビンタしてやりたいっ。こんなところに住んでるなんて絶対100%お金持ちに決まってます!