おとぎの檻



おぼつかない思考をめぐらそうとすれば

それを拒むように生温かいものがわたしの
舌に絡みついてきた。



「ん…ぅ…ぅ」



口内を隅から隅までねっとり侵されて

下腹部が疼きをはじめる。



苦しいのに…気持ちいい。


呑まれてしまいそう。



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