一途な敏腕社長はピュアな彼女を逃さない
「僕は営業部の一色昇琉(いしきのぼる)です。ヨロシクね♪」
一色さんはニコニコと人懐っこい笑顔で
私の前に右手を差し出して握手を求めた。
「あっ...よ、よろしくお願いいたします...」
私は慌てて荷物を床に置くと
戸惑いながら一色さんの手に自分の手を重ねた。
私の手が重なると
一色さんはギュッと握る手に力を込めた。
「むちゃくちゃ僕のタイプだ♪」
「えっ...?」
私はパッと顔をあげると
目をしばたかせながら戸惑う。
一色さんはニッと可愛い八重歯を覗かせて
床に置いてある私の荷物をサッと持った。
「荷物持って行くの手伝うよ♪」
えっ..?
呆然と立ち尽くす私をよそに
一色さんはスタスタとエレベーターの前まで行くと躊躇することなく上昇ボタンを押した。
私はハッと我に返ると
慌てて後を追いかけた。
「あ、あの...すみません!
一人で大丈夫ですので!」
私はすぐに追いかけて必死に訴えかけるが一色さんはそんな私を見て
「いいからいいから♪遠慮しないで」と嬉しそうに微笑む。
遠慮なんてしてないんですが..
そして一色さんは開いたエレベーターに
何のためらいもなく入って行く。
「ほら!かよ子さん早く乗って!」
「えっ...は、はい」
一色さんは私が乗り込むと
満足したように、エレベーターの開閉ボタンを押した。
なんて強引な人なんだろう...
結局向こうのペースに乗せられている...
そして戸惑う私を乗せて
エレベーターは上昇していった。
一色さんはニコニコと人懐っこい笑顔で
私の前に右手を差し出して握手を求めた。
「あっ...よ、よろしくお願いいたします...」
私は慌てて荷物を床に置くと
戸惑いながら一色さんの手に自分の手を重ねた。
私の手が重なると
一色さんはギュッと握る手に力を込めた。
「むちゃくちゃ僕のタイプだ♪」
「えっ...?」
私はパッと顔をあげると
目をしばたかせながら戸惑う。
一色さんはニッと可愛い八重歯を覗かせて
床に置いてある私の荷物をサッと持った。
「荷物持って行くの手伝うよ♪」
えっ..?
呆然と立ち尽くす私をよそに
一色さんはスタスタとエレベーターの前まで行くと躊躇することなく上昇ボタンを押した。
私はハッと我に返ると
慌てて後を追いかけた。
「あ、あの...すみません!
一人で大丈夫ですので!」
私はすぐに追いかけて必死に訴えかけるが一色さんはそんな私を見て
「いいからいいから♪遠慮しないで」と嬉しそうに微笑む。
遠慮なんてしてないんですが..
そして一色さんは開いたエレベーターに
何のためらいもなく入って行く。
「ほら!かよ子さん早く乗って!」
「えっ...は、はい」
一色さんは私が乗り込むと
満足したように、エレベーターの開閉ボタンを押した。
なんて強引な人なんだろう...
結局向こうのペースに乗せられている...
そして戸惑う私を乗せて
エレベーターは上昇していった。