一途な敏腕社長はピュアな彼女を逃さない
「かよ子さ~ん♪
一緒にお酒飲みましょうよぉー♪」
総司の予想通り瑠花はイケメンに浮かれて
すっかりできあがっていた。
「瑠花さん、大丈夫ですか?
少しお水を飲んだ方が....」
かよ子がお冷やの入ったグラスを
瑠花の前に差し出した。
「酔っぱらってないですよー♪
すみませーん!カルーアミルクくださーい!」
大声で店員を呼ぶ瑠花に
こちらもできあがった勝が
そうだ!飲め飲め♪とけしかけている。
心配そうに瑠花を見つめるかよ子に
昇琉が笑顔で呟いた。
「かよ子さん、心配しなくても大丈夫だよ。
お酒が入ると皆こんな感じだから...」
「そうなんですね...
一色さんはお酒強いんですか?」
「今日はかよ子さんがいるから
いつもよりセーブしてるよ。
それよりかよ子さん飲み物頼もうか?」
昇琉は空になっているかよ子のグラスに目を向けた。
「あっ...じゃあ、少し眠くなってきたので
カフェオレをお願いします...」
昇琉は「了解!!」っと言って
店員を呼ぶと二人分の飲み物を注文した。