一途な敏腕社長はピュアな彼女を逃さない
それより、なにより...
今、一番私の頭を悩ませているのは
今夜のことだ...


今朝はデートに浮かれて考えもしなかったけど両思いになって旅館にお泊まりということはそういうことなのだろうか...?


そういった知識がまるでない私は不安しかない...


先に心の準備ができてないことを打ち明けるべきか...


私が横目で探るように、
神崎さんの横顔を見つめていると
「なに?」
と、神崎さんは嬉しそうに笑みを浮かべながら問い掛けてきた。


「い、いえ、何でもないです!」


やっぱり、恥ずかしくてそんなこと言えない!!


私は赤く頬を染めながら
パッと素早く前に向き直った。
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