一途な敏腕社長はピュアな彼女を逃さない
衣裳室へ着くと、
啓太くんがドアを開けて「お先にどうぞ!」
と、先に俺を中へ通した。
俺が中へ入ると部屋の両側には
ズラリとウエディングドレスが飾られており、その間をゆっくりと足を進める。
そして、その突き当たりに
背中に大きなフワフワのリボンのついた
真っ白なウエディングドレスを
着た女性がこちらに背を向けて立っていた。
その女性の隣に立っていた恵さんが俺に気付いて
「神崎さん!!こっちこっち!」
と、手招きしながらはしゃいでいる。
その女性は恵さんの言葉にビクッと肩を震わせた。
「もしかして...かよ子さん...?」
俺の言葉にかよ子さんは少し躊躇してから、
恥ずかしそうにゆっくりと体をこちらに向けた。
その姿を目の当たりにした俺は
目を見開いて固まった。
純白のウエディングドレスに
身を包んだかよ子さんは
まるで絵画から抜け出した天使のように
美しかった。
恵さんが「すっごく綺麗でしょ?」と、
嬉しそうに聞いてきたが
かよ子さんを見つめたまま、固まっている俺の耳には届かない。
何も言葉を発しない俺に
かよ子さんは居たたまれなくなったのか
「や、やっぱり着替えてきます!」
と、試着室に足を向けた。
俺はようやくハッと我に返り追いかけると
試着室に入ろうとする
かよ子さんの腕をガシッと掴んだ。
「ごめん、かよ子さん...
あまりに綺麗で
本物の天使かと思ってビックリした...」
俺の言葉にかよ子さんは頬を赤く染め、恥ずかしそうにうつむいた。
そんなかよ子さんに俺は今すぐ抱き締めたい衝動を必死に押さえる。
「ちょっとこのまま、
彼女をお借りしてもいいかな?」
俺は恵さんと女性スタッフに目を向けた。
二人は「どうぞどうぞ」と、顔を赤らめている。
「それじゃあ、かよ子さん行こうか?」
「えっ?それじゃあ着替えて...」
「せっかくのかよ子さんの素敵なドレス姿なのに、もう少しこのままでいてよ」
俺はかよ子さんの手を引いて
衣裳室を出ていった。
啓太くんがドアを開けて「お先にどうぞ!」
と、先に俺を中へ通した。
俺が中へ入ると部屋の両側には
ズラリとウエディングドレスが飾られており、その間をゆっくりと足を進める。
そして、その突き当たりに
背中に大きなフワフワのリボンのついた
真っ白なウエディングドレスを
着た女性がこちらに背を向けて立っていた。
その女性の隣に立っていた恵さんが俺に気付いて
「神崎さん!!こっちこっち!」
と、手招きしながらはしゃいでいる。
その女性は恵さんの言葉にビクッと肩を震わせた。
「もしかして...かよ子さん...?」
俺の言葉にかよ子さんは少し躊躇してから、
恥ずかしそうにゆっくりと体をこちらに向けた。
その姿を目の当たりにした俺は
目を見開いて固まった。
純白のウエディングドレスに
身を包んだかよ子さんは
まるで絵画から抜け出した天使のように
美しかった。
恵さんが「すっごく綺麗でしょ?」と、
嬉しそうに聞いてきたが
かよ子さんを見つめたまま、固まっている俺の耳には届かない。
何も言葉を発しない俺に
かよ子さんは居たたまれなくなったのか
「や、やっぱり着替えてきます!」
と、試着室に足を向けた。
俺はようやくハッと我に返り追いかけると
試着室に入ろうとする
かよ子さんの腕をガシッと掴んだ。
「ごめん、かよ子さん...
あまりに綺麗で
本物の天使かと思ってビックリした...」
俺の言葉にかよ子さんは頬を赤く染め、恥ずかしそうにうつむいた。
そんなかよ子さんに俺は今すぐ抱き締めたい衝動を必死に押さえる。
「ちょっとこのまま、
彼女をお借りしてもいいかな?」
俺は恵さんと女性スタッフに目を向けた。
二人は「どうぞどうぞ」と、顔を赤らめている。
「それじゃあ、かよ子さん行こうか?」
「えっ?それじゃあ着替えて...」
「せっかくのかよ子さんの素敵なドレス姿なのに、もう少しこのままでいてよ」
俺はかよ子さんの手を引いて
衣裳室を出ていった。