一途な敏腕社長はピュアな彼女を逃さない
「カヨちゃんは昔から高嶺の花で
ほとんどの男子が憧れてたからなぁ。
神崎さん頑張ってください!」

憧れなどそんなことあるはずがないのに...


「ありがとうございます。
友人の婚約者が見方なら心強いですね。」


私は二人の話を
顔を真っ赤にして聞いていた。


「それではあまり二人のお邪魔をしていたら
申し訳ないのでそろそろ失礼します。

じゃあ、カヨちゃん!
結婚式は必ず出席してね!」


「も、もちろんだよ...」


私はにっこり笑みを浮かべると
こくんと頷いた。


「神崎さん、もしカヨちゃんを口説き落とせたら一緒に結婚式出席してくださいね」


「必ず出席させてもらうよ」


それではごゆっくり...と言って啓太くんは
御座敷の奥へと下がっていった。



それから美味しい料理を
終始和やかなムードで私達は堪能した。
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