HONEY BUNNY P!NK♡⦅前編⦆
「なぁにがAmicaさん目尻のシワやばくないですか?だよ!!」
ダン、とテーブルに叩きつけたビールジョッキから泡が飛び散る。
「言われなくてもわぁーかってるっつうの!こっちは生きてんだよ!シワも出来るしシミだって出来らぁ!だって人間だもの!!」
毒を吐いてもレスポンスは得られない。そりゃそうだ。幾ら私がスタイル抜群のゴージャス美人でも、空いたアルコールグラスの数を見りゃ大抵の人間は引く。そもそもボッチ飲みしてる時点で負け戦だ。別に、誰か引っ掛けようとかは思ってなかったけど。
でも、寂しくはなんじゃん。特にアルコールが回ってきたらさ。そう、いま、私は猛烈に寂しい。ボッチつらい。レスポンス欲しい。
「ちょっと若くてさぁー肌ピチピチだからって舐めてんじゃねえよ。おまえだって絶対そのうち肌の衰えくるかんな!タルむしハリ消えるし毛穴開くかんな!バーカ、バァーーカ!!」