エリート外科医より、私は仕事!〜ウェディングドレスは心も身体もあなた色に〜
目の前の医師も私に気がついたらしく
“え”っと驚いた表情をしていた、けれどもそれも一瞬で直ぐに医師の顔に戻る。
検査結果の説明を始めたが私は頭に入ってこない、それより段々と体から血の気が引くような感じさえある。
私はいつの間にか椅子から倒れそうにになり看護師に支えられ、医師の腕も私に触れようとしたので、その腕を払い必死に自分を立て直す。
「すいません、休憩時間が終わってしまうのでこれで失礼します」
私は嘘を付き急いで立ち上がり看護師の言葉も聞かず診察室を出て、後ろから私を呼ぶ声が聞こえたが、振り帰えることはなかった。