エリート外科医より、私は仕事!〜ウェディングドレスは心も身体もあなた色に〜


 軽くパニックをなり掛けて、大声を出しそうになった瞬間!


 何かが私の唇にファッと触れる。


 『うるさい患者にはお仕置き、俺の所で一生入院させてやる』



 言っている意味不明なんですけど、ムッとしてくる。


 ってゆうか、今、お前!、私に何をした?何された!
 
 考えたくも無い。

 あーもうー、この男の前では笑顔に慣れない!


 こいつに笑顔なんて見せたくも無い!


 だって出会いが最悪だったから仕方ない。
 

 そう言えば、何故?偶然に昨日私のアパートの近くで会ったの?



 偶然???


 それよりもホテルマンの私が頭の中で“オマエ”なんて言葉を…



 仕事一番の私が仮に、“こいつ”発言、嫌、ダメ、冷静になろう。


 一応、先生だから。悔しいけどね!


 でも、退院してしまえばもう接点は無い、例え私の勤務先と病院が近くても、そうそう大学病院なんて来る理由なんてないから。


 そう考えたら心が少し楽になってきた。



 でも、なんだか…
 
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