エリート外科医より、私は仕事!〜ウェディングドレスは心も身体もあなた色に〜

 ◆◆◆ 雅姫

 講演会に出席する為に病院近くのホテルへ行った時桜陽を見かけた。


 まさかこんな近くで!彼女に会えるなんて。心が弾む!


 彼女は会場の入口に立ち、客に笑顔で挨拶をしている姿は、凛としていて綺麗だった。


 でも俺にはまったく気づかない。


 心に冷たい風がふく…


 気づいて欲しい、それが本音だがあんなことをしておいて都合が良すぎるだろう。


 彼女に声をかけ謝罪をと考えたが、俺を忘れて欲しくない。


 それならイヤな男のままでも彼女の記憶に残りたい。


 でもこのままではいつになっても、距離は縮まらない。


 偶然にもチャンスが巡ってきた。



 もう一度見たい、いや何度でも見たい。


 沖縄で見た天使の笑顔!


 俺が忘れることが出来ない彼女の笑顔。


 あの時俺は彼女に落ちたんだ。


 どうしたら、こんな俺に振り向いてもらえるだろうか…



 桜陽を太陽のような心で包み愛したい



 
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