エリート外科医より、私は仕事!〜ウェディングドレスは心も身体もあなた色に〜
あれ?こんな時間にあの女性は何でマンションの上階の方を見ているの?
それにしてもモデルのような身長と細い体!羨ましい。
顔は良く見えないけどきっと美人だろうな〜。
あれ?先生だ今帰りだったんだ〜。医者も大変だよね、「先生」と声を出そうとした瞬間!!
女性が先生に抱きついた!
そして先生も抱きしめている…
急いで電柱の影に隠れ少ししてそっと振り向いた。
あれ、いない…!
マンションの中?でも私の荷物もある。
…そういう関係の人やっぱりいた…
深呼吸して不安になりながらも部屋へ行き、そっと玄関を覗いてみるが靴が無い。
先生はその夜帰って来なかった。
朝になりじっとしている場合では無い、急いで荷造りをしてタクシーを呼び契約したマンスリーマンションへ移動する。
玄関へ入りホットした瞬間、私は体中の力が抜けて倒れ込んで理由も分からない涙を流し続けた。