エリート外科医より、私は仕事!〜ウェディングドレスは心も身体もあなた色に〜

 雅姫さんの車、高級外車は相変わらず中々なれない。

 高速に乗り足利へ向う、天気も良く心も爽やか。本当なら両親のお墓参りにはアメリカ行きを報告するはずだった。


 結果それは出来なかったけど、こうして雅姫さんと行けるなんて…思っても見なくて。

 まさか一緒に行こうなんて言葉を言ってくれるなんて予想外、雅姫さんの気持ちが嬉しい。


 運転中の雅姫さんの横顔を見たくて、あ〜やっぱりカッコいい、心臓がドキドキするのを止められない。


 一緒に街中を歩いていても、イケメンの雅姫さんを女性達がチラチラと見つめていく。


 そんな時はちょっぴり嫉妬をしてしまうこともあるけれど、いまでもこんな素敵な人が私を好きだなんて、信じられないと今でも夢?と思ってしまう。


 足利までもうすぐだけど、インターでちょっと一休み。

 コーヒーを二つ購入して車に戻る。

 雅姫さんが私の顔を覗き込みながら。


 『運転中俺の顔をずっと見ていたが、キスして欲しそうな顔してた。』


 昼間から濃厚なキスが降ってくる、私は恥ずかしくて赤くなる。誰かに見られたら…。


 もう〜!


 抗議をしたら『桜陽が甘い顔をしていたから悪い』私は顔を見ていただけです!!


 少し怒ったふり、そんな私をみてクスクス笑っているんだから。

 
 でも大きな手で頭をポンポンされたら嬉しくて、つい許してしまう。


 




 
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