エリート外科医より、私は仕事!〜ウェディングドレスは心も身体もあなた色に〜


 私の顔は嬉し涙でぐちゃぐちゃで、そんな顔で雅姫さんを見つめれば。

 最高に優しい微笑みを返してくれる。


 思わず私の口から漏れた言葉が…


 「大好き!!」


 雅姫さんの目が大きく開き、フット顔を背ける。


 あれ、変な事言ったかなぁ…何言った?首をかしげると?


 意地悪そうな顔で『全くおまえは、今夜は覚悟しろ徹底的に抱き尽くす』と。


 え〜となんで、前に優しくすると言ってくれたよね、ね!!

 そんな約束した覚えはない、なんて。

 嘘だ〜。

 「医者が嘘なんていいのー!」


 『ふ〜ん、桜陽さん?』

 “…さん”って?


 『医者として言わせてもらう、今夜は主治医として上から下まで診察しましょうかぁ〜たぁっぷりと、拒否権無し!今度は逃がさないからな』


 あ、あのね…えーと。えーと。


 「ごめんなさい!」


 『悪いことをしたんだ桜陽は』


 首を左右にブンブン振る、悪いことをしたと思ってないけど、よく分かんないけど…怒らせたような気はする、だから。


 『今夜は、お仕置き決定!、楽しみだ。』


 “今夜のイルミネーションは??、私の一番の楽しみはどうなるの??”


 車に乗り、次の目的地が気になった…


 目的地も気になるけど、心の中でボソッと“最近の私、雅姫さんに躾けられてるような気さえする”。


 車はフラワーパークへと到着した。


 ほっとした顔をしたら『ホテルに直行が良かったか?』ちがーーう!


 意地悪な顔!!

 


 
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