メガネが命の中学生活
私が一人座っていると、後ろから肩を叩かれた。
「ねえねえ、俺と組んでよ。」
「う、うわぁ。ま、誰ですか?」
思わず叫んでしまう。
「あ、ごめんごめん。
俺、栗原 秋。宜しくね!。」
「あ、私、藤咲 雪です。
宜しくお願いします。」
頭を下げる。
これは取材の時、絶対的な礼儀だ。
「でさあ、俺と組んでくれる?」
「は、はい。もちろんです。」
ふう。ペア探しに、結構体力使ったよ。