メガネが命の中学生活
それから俺は雪のことしか考えられなくなっていた。

この世界は全て雪で構成されている、なんて思ったくらいだ。


その人が藤咲さんとは限らない。



 



だけど…
似ている。
どうも似ている。

この髪の色も、声色も。
「ちょっと!早乙女さん⁈大丈夫ですか?」

ああ、俺はまた変な妄想をしてしまった…
「ああ、大丈夫だ。お前、羅宇を探してるんだろ。いるぞ。」

そういうと彼女の雰囲気が少し変わった。
やっぱ好きなんかな。
< 26 / 63 >

この作品をシェア

pagetop