キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
ほっとしたような智成の腕が伸びてきて抱き寄せられようとしたとき、お兄ちゃんが割って入った。
「はいは~い、公然といちゃっつかなーい。後ろ見ろ、ふたりとも」
一瞬むっとした智成と同時に後ろを振り向くとどこかで見たことのある壮年の男性がご婦人と立っていた。
「社長」
社長?
まじまじと見てしまってはっと思いだした。
そうだ、一瞬しか見てないけど、智成たちの会社まで行ってしまったときに智成と一緒に出てきた社長さんだ。
社長の視線が智成から隣にいた私へと移りドキッとした。
「茉緒、こちらが我がエカトルコーポレーションの社長、白石健一氏。俺の伯父でもあるんだ。隣は伯母の琴乃さん」
え、社長は伯父さん? ほんとに初めに説明してよ。
全く何も聞かされてない私は大声上げて驚きたいところをぐっと堪えてぎこちなくおふたりに笑顔を向け会釈した。
「伯父さん伯母さん、こちらが八坂の妹の茉緒です。俺の大切な人なんだ」
智成に肩を抱かれ、大切な人と紹介してくれたことにうれしく思いながら、社長とは一度顔は合わせてるから初めましてではないけどなんて挨拶したらいいだろうと悩む。
頭の中をどうしたらいいだろうとぐるぐる考えを巡らしていると白石社長の奥さま、琴乃さんが反応した。
「まあ、智成くんの彼女? まあまあ! かわいらしい方。よろしくね」
「あ、はい、よろしくお願いいたします」
奥さまの琴乃さんの好意的な態度に少しほっとしながら挨拶した。
その横でお兄ちゃんは社長と挨拶を交わしている。
「先日のトラブルでの八坂くんの活躍は聞いているよ。君のおかげで予定が狂うことなく契約できてよかった。ありがとう」
「いえ、風間はじめ皆のフォローがあったおかげです」
「はいは~い、公然といちゃっつかなーい。後ろ見ろ、ふたりとも」
一瞬むっとした智成と同時に後ろを振り向くとどこかで見たことのある壮年の男性がご婦人と立っていた。
「社長」
社長?
まじまじと見てしまってはっと思いだした。
そうだ、一瞬しか見てないけど、智成たちの会社まで行ってしまったときに智成と一緒に出てきた社長さんだ。
社長の視線が智成から隣にいた私へと移りドキッとした。
「茉緒、こちらが我がエカトルコーポレーションの社長、白石健一氏。俺の伯父でもあるんだ。隣は伯母の琴乃さん」
え、社長は伯父さん? ほんとに初めに説明してよ。
全く何も聞かされてない私は大声上げて驚きたいところをぐっと堪えてぎこちなくおふたりに笑顔を向け会釈した。
「伯父さん伯母さん、こちらが八坂の妹の茉緒です。俺の大切な人なんだ」
智成に肩を抱かれ、大切な人と紹介してくれたことにうれしく思いながら、社長とは一度顔は合わせてるから初めましてではないけどなんて挨拶したらいいだろうと悩む。
頭の中をどうしたらいいだろうとぐるぐる考えを巡らしていると白石社長の奥さま、琴乃さんが反応した。
「まあ、智成くんの彼女? まあまあ! かわいらしい方。よろしくね」
「あ、はい、よろしくお願いいたします」
奥さまの琴乃さんの好意的な態度に少しほっとしながら挨拶した。
その横でお兄ちゃんは社長と挨拶を交わしている。
「先日のトラブルでの八坂くんの活躍は聞いているよ。君のおかげで予定が狂うことなく契約できてよかった。ありがとう」
「いえ、風間はじめ皆のフォローがあったおかげです」