キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
「待つしかできなかったのは俺も同じだから。ただ電話で状況を聞くしかできなかった」
「それでも連絡を取り合ってお兄ちゃんを探し出してくれてたんだから私は感謝してもしきれないよ、情けないなんて言わないで」
「……そうだな」
力なく笑った智成が儚く消えてしまいそうで頭を抱え込むように抱きしめた。
智成どうしちゃったんだろう? 疲れすぎて気弱になっちゃったかな? 智成なりにお兄ちゃんのこと心配してたと思うし、気疲れもあるかな?
そう思ってるとやっぱり疲れていたのか、智成はそのまま目を瞑りうとうととしだして私を抱き締めていた腕がゆっくりと落ちていった。
本当はベッドで寝てほしいけど、少しここで寝かせてあげよう。
私は智成から離れソファーの端に寄ると智成をゆっくり横たえた。
膝枕をして智成の額に掛かる前髪をよけると秀麗な寝顔を見つめた。
凛々しい眉、長いまつげにすっと通った鼻筋、毛穴ひとつない綺麗な肌。やっぱり智成は寝ててもかっこいい。
でも、よく見ると目の下にうっすらと隈が出ていた。
こんなになるほど頑張っていてくれてたんだと思うと愛しくて仕方がない。
「ほんとに、お疲れさま。ありがと、智成」
何度言っても言い足りない感謝の言葉を呟き頬にキスを落とした。
暫く頭を撫でていると私も昨夜はあまりよく眠れなかったせいか瞼が重くなって、少しだけ微睡むつもりで目を閉じた。
「それでも連絡を取り合ってお兄ちゃんを探し出してくれてたんだから私は感謝してもしきれないよ、情けないなんて言わないで」
「……そうだな」
力なく笑った智成が儚く消えてしまいそうで頭を抱え込むように抱きしめた。
智成どうしちゃったんだろう? 疲れすぎて気弱になっちゃったかな? 智成なりにお兄ちゃんのこと心配してたと思うし、気疲れもあるかな?
そう思ってるとやっぱり疲れていたのか、智成はそのまま目を瞑りうとうととしだして私を抱き締めていた腕がゆっくりと落ちていった。
本当はベッドで寝てほしいけど、少しここで寝かせてあげよう。
私は智成から離れソファーの端に寄ると智成をゆっくり横たえた。
膝枕をして智成の額に掛かる前髪をよけると秀麗な寝顔を見つめた。
凛々しい眉、長いまつげにすっと通った鼻筋、毛穴ひとつない綺麗な肌。やっぱり智成は寝ててもかっこいい。
でも、よく見ると目の下にうっすらと隈が出ていた。
こんなになるほど頑張っていてくれてたんだと思うと愛しくて仕方がない。
「ほんとに、お疲れさま。ありがと、智成」
何度言っても言い足りない感謝の言葉を呟き頬にキスを落とした。
暫く頭を撫でていると私も昨夜はあまりよく眠れなかったせいか瞼が重くなって、少しだけ微睡むつもりで目を閉じた。