キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
結局、智成にお鍋を取ってもらった。
こんな重たいもの難なく取れるとかやっぱり男の人は力持ちだな。
箱を開けると艶々のお鍋にわ~本物のストウブだ~おしゃれ~と眺め、ずっしりと重いふたを開け、これ使って何作ろうとテンション高めに考える。
「これで無水カレーとか作っちゃおうかな~」
「無水カレー?」
ハイテンションな私を物珍しそうに見ていた智成が首を傾げる。
「そう、水を入れずに野菜の水分だけで作るカレーのこと。このストウブさえあれば簡単にできちゃうんだ~。材料あるし明日作ろうっと」
「あ」
ん?
声を出した智成を見ると気まずそうな顔をしている。
「明日俺会食が入ってて、晩飯要らないんだ」
「あ、そうなんだ」
あら、それは残念。
「あ、でもカレーは一日置くと美味しいっていうし、明後日でもいっか」
「そうだな、楽しみにしてる」
ふっと笑った智成は私の頭をポンポン撫でて風呂入ってくると言ってキッチンから出て行った。
あれ? なんか今日の智成サンいつもと違う気がするんですが。
意地悪だったり優しかったり、なんかドキドキしちゃうんで、いつも通りにしてほしいんですけど。
首を傾げてなんで? と思ってる間に、お兄ちゃんが腹減った~と騒ぎながら帰ってきて、急いで夕飯の用意をするのに夢中でそんなことは忘れてしまった。
こんな重たいもの難なく取れるとかやっぱり男の人は力持ちだな。
箱を開けると艶々のお鍋にわ~本物のストウブだ~おしゃれ~と眺め、ずっしりと重いふたを開け、これ使って何作ろうとテンション高めに考える。
「これで無水カレーとか作っちゃおうかな~」
「無水カレー?」
ハイテンションな私を物珍しそうに見ていた智成が首を傾げる。
「そう、水を入れずに野菜の水分だけで作るカレーのこと。このストウブさえあれば簡単にできちゃうんだ~。材料あるし明日作ろうっと」
「あ」
ん?
声を出した智成を見ると気まずそうな顔をしている。
「明日俺会食が入ってて、晩飯要らないんだ」
「あ、そうなんだ」
あら、それは残念。
「あ、でもカレーは一日置くと美味しいっていうし、明後日でもいっか」
「そうだな、楽しみにしてる」
ふっと笑った智成は私の頭をポンポン撫でて風呂入ってくると言ってキッチンから出て行った。
あれ? なんか今日の智成サンいつもと違う気がするんですが。
意地悪だったり優しかったり、なんかドキドキしちゃうんで、いつも通りにしてほしいんですけど。
首を傾げてなんで? と思ってる間に、お兄ちゃんが腹減った~と騒ぎながら帰ってきて、急いで夕飯の用意をするのに夢中でそんなことは忘れてしまった。