キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
「秘書って大変そうだよね。私事務員やってたけど、社長の、秘書みたいのもちょこっとしててさ、スケジュールの調整とか、取引先の資料集めたりとか、先回りして用意しないといけなかったりして結構大変だった。専属秘書だったらもっといろいろしないといけないんだよね?」
仕事の話はしたくなかったけど、共感できるところがあって自然と話していた。
私のしてた仕事なんてたかが知れてて智成の仕事量とは比べ物にならないと思うけど。
「まあ、上司である社長よりも会社のことを知っていないと務まらない仕事だな。経済情勢も見極めないといけないし、取引先相手の食の好みまで把握して会食をセッティングしたり、手土産を用意したり。大きなことから小さなことまで上げたらきりがないくらい多岐にわたる。社長の働きやすいように動くのが俺の仕事だから」
家に帰っても仕事してる姿をよく見るしあんな大きな会社の社長秘書、しかも室長だ。部下を取りまとめなきゃいけないだろうし、並大抵の努力ではこなせないだろう。それを何でもないことのように淡々と語る智成が凄い人に見えて尊敬の眼差しを送る。
「へえ、私には無理だな。智成はすごいね。きっといっぱい努力して社長さんのこと支えてるんだよね、尊敬しちゃう。きっと社長さんも部下の人も智成のこと頼りにしてるんだろうね」
「……なんだよさっきから。ずいぶん持ち上げるな?」
仕事の話はしたくなかったけど、共感できるところがあって自然と話していた。
私のしてた仕事なんてたかが知れてて智成の仕事量とは比べ物にならないと思うけど。
「まあ、上司である社長よりも会社のことを知っていないと務まらない仕事だな。経済情勢も見極めないといけないし、取引先相手の食の好みまで把握して会食をセッティングしたり、手土産を用意したり。大きなことから小さなことまで上げたらきりがないくらい多岐にわたる。社長の働きやすいように動くのが俺の仕事だから」
家に帰っても仕事してる姿をよく見るしあんな大きな会社の社長秘書、しかも室長だ。部下を取りまとめなきゃいけないだろうし、並大抵の努力ではこなせないだろう。それを何でもないことのように淡々と語る智成が凄い人に見えて尊敬の眼差しを送る。
「へえ、私には無理だな。智成はすごいね。きっといっぱい努力して社長さんのこと支えてるんだよね、尊敬しちゃう。きっと社長さんも部下の人も智成のこと頼りにしてるんだろうね」
「……なんだよさっきから。ずいぶん持ち上げるな?」