キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
つまんない物語です
複雑な気持ちを抱えたまま、それでも楽しくて幸せな時間は過ぎ、家へと帰ってきた。
午後十時過ぎ、後二時間弱で魔法も解ける時間だ。
リビングに入り何気なしにスマホを見るとマナーモードにしていて気づかなかったけど数件着歴があった。
実家からだ、智成は着替えに行ったのかいないから今のうちに電話しよう。
「もしもし、お母さん?」
『ああ、茉緒。やっと繋がった』
「ああごめん、マナーモードにしてたから気づかなかった。なにかあった?」
『なに言ってるの? 今日は茉緒の誕生日でしょ?』
「あ、それで電話? すっかりそのこと頭になかった」
『もう、茉緒のいない誕生日なんて初めてなんだから、寂しいじゃないの』
「そうだったね」
『二十五歳の誕生日おめでとう茉緒』
「ありがと」
ずっと実家暮らしだったから誕生日は家にいたことが多かった。
心配かけちゃったし、電話のひとつもすればよかったな。
『元気にしてるの? 陸翔は?』
「元気だよ。お兄ちゃん今出張でニューヨーク」
『ああ、そうなの。茉緒ひとりで慣れない土地にいて大丈夫?』
「う、うん。大丈夫大丈夫。かれこれ一カ月以上たってるし慣れてきたよ。そろそろ就職先も探そうかなって思ってる」
うそです。ごめんなさい。
ひとりじゃないし、もう少しゆっくりしたいと思ってるから就活なんてしてないし。
心の中で許して~と手を合わせて謝った。
午後十時過ぎ、後二時間弱で魔法も解ける時間だ。
リビングに入り何気なしにスマホを見るとマナーモードにしていて気づかなかったけど数件着歴があった。
実家からだ、智成は着替えに行ったのかいないから今のうちに電話しよう。
「もしもし、お母さん?」
『ああ、茉緒。やっと繋がった』
「ああごめん、マナーモードにしてたから気づかなかった。なにかあった?」
『なに言ってるの? 今日は茉緒の誕生日でしょ?』
「あ、それで電話? すっかりそのこと頭になかった」
『もう、茉緒のいない誕生日なんて初めてなんだから、寂しいじゃないの』
「そうだったね」
『二十五歳の誕生日おめでとう茉緒』
「ありがと」
ずっと実家暮らしだったから誕生日は家にいたことが多かった。
心配かけちゃったし、電話のひとつもすればよかったな。
『元気にしてるの? 陸翔は?』
「元気だよ。お兄ちゃん今出張でニューヨーク」
『ああ、そうなの。茉緒ひとりで慣れない土地にいて大丈夫?』
「う、うん。大丈夫大丈夫。かれこれ一カ月以上たってるし慣れてきたよ。そろそろ就職先も探そうかなって思ってる」
うそです。ごめんなさい。
ひとりじゃないし、もう少しゆっくりしたいと思ってるから就活なんてしてないし。
心の中で許して~と手を合わせて謝った。